2012年8月30日木曜日

今が旬です!<かぼちゃ> /社員食堂の栄養士さんから(23)

煮物、天ぷら、サラダなどでおなじみの南瓜。

甘味があってほくほくした西洋かぼちゃと、水分が多くてねっとりした日本かぼちゃがあります。

栄養的にはカロテンやビタミンB1・B2・C、食物繊維などを多く含みます。

冬至に南瓜を食べる風習がありますが、これは保存がききビタミン源として食べることにより風邪を予防する生活の知恵からきているとも言われています。

購入する時にはずっしりと重く切り口の色が濃いものがいいでしょう。

2012年8月29日水曜日

JASIS2012 日本分光グループ出展案内

お客様各位

平素は日本分光グループならびに弊社製品をご愛顧賜り誠にありがとうございます。
さて、昨年の分析展の折には弊社ブースにお立ち寄り頂き感謝申し上げます。お陰様をもちまして盛況の内に展示会を終了することできました。本年も来る9月5日より3日間、千葉県幕張メッセにおいて開催されますJASIS2012に出展いたします。あわせて新技術説明会にて10報を発表いたします。また、弊社ブースに於きましてもご好評頂いております小セミナーを実施いたしますので、是非お立ち寄りいただきますようお願い申し上げます。

JASIS2012 日本分光グループ出展案内


  2012年9月5日[水]~9月7日[金]    10:00~17:00
  幕張メッセ国際展示場5・6・7・8ホール
JASIS2012

◆新技術説明会
会期:2012年9月5日(水)~9月7日(金)
会場:ホテルニューオータニ幕張2階(N会場)
アパホテル&リゾート 東京ベイ幕張ホール2階(A会場)

日本分光
日    時 部屋番号 発  表  テ  ー  マ
9月5日(水)
10:30~10:55
A-10 HPLCにトラブルを発生させない予防法 7つの秘策
9月5日(水)
15:30~16:20
A-10 FTIRとラマンの徹底比較!! ~測定法の選択術から先端素材測定まで一挙公開~
9月6日(木)
11:10~12:00
A-9 分取HPLCのノウハウ ~ちょっとしたコツで分取効率向上~
9月6日(木)
12:30~12:50
A-2 1滴測定から多検体自動分析まで ~紫外可視・蛍光・偏光分光への応用と期待~
9月7日(金)
10:30~10:55
N-4 FTIRとラマンのイメージング活用術!! ~依頼分析からひもとくケーススタディ~
9月7日(金)
15:30~16:20
A-9 測れないものを光で測る ~紫外可視から蛍光、偏光まで分光光度計をフル活用した分析法とその効能~



2012年8月23日木曜日

今が旬です!<なす> /社員食堂の栄養士さんから(22)

 夏野菜としてすっかりおなじみのナス。和食・洋食・中華にと何でも合わせやすい野菜です。

 栄養的にはあまり期待できませんが、最近ナスの皮に含まれているナスニンやクロロゲン酸という成分が抗酸化作用に優れたポリフェノール類としてがん予防に効果があると言われています。

 また夏野菜の中でも特に身体を冷やす作用が強いとされているので、ほてった身体を冷ましたい時には積極的に食べたい野菜ですね。

2012年8月22日水曜日

HPLC分析のコツ(15)UV/VIS検出器のお話-その3

UV/VIS検出器の3回目です。1回目は 「しっかりとした根拠の元に検出波長を決めましょう。」、2回目は「電圧表示の利用の仕方。」でした。

さて今回は、「光源ランプのあれこれ」です。UV/VIS検出器には.重水素ランプ(D2ラ ンプ)のみを光源として持つものと、D2ランプとタングステンランプ(Wランプ)の両方を持 つものがあります。日本分光の商品ですとUV-2075は前者に、UV-2070は後者にあたります。 海外メーカーの機器にはキセノンランプを光源に使ったものもあります。

光源は検出波長によって切り替えてください。紫外部(190-370nm)ではD2ランプを、 可視部(371nm以上)ではWランプを使ってください。波長に合った光源を選択することにより ノイズが小さくなります。したがって、S/N比のよいクロマトグラムが得られます。
 D2ランプしか持たない機種では関係ないのですが。ランプを2種類持ったものでは上に書いたような使い分けが必要です。
 どうしてかって?

あわてないあわてない。これから説明します。

「UV/VIS検出器では光源が明るいほどいい」と前回お話ししたのを覚えていますか? この理由をまだ説明していませんが、ここでも「ふーんそんなもんかいね、検出器ってゲーテみたいなんやね。」 と思っておいてください(何でゲーテかって、そんなこと文学少年に聞いて)。 光源の明るさがランプの種類と波長によって違うからです。 

D2ランプは 230nmが一番明るく紫外部200nmから300nm付近までは充分明るいのですが、それ以上波長が長くなるにつれて段々暗くなっていきます。400nm以上では230nmの10分の1程度の明るさしか得られません。 



Wランプは紫外部ではほとんどエネルギーがないのですが、360nm付近から徐々に明るくなっていき440nmから700nmまでほぼ一定の明るさが得られます。



それじや、D2ランプしか光源に持っていない装置は可視部では使えないのか。けっして、 そんなこともありません。検出限界付近で使わなければ全く問題なく使えます。
では、今までの説明は何だったかということになりますが、装置を使う上での原則を知っておいて欲しかったこと、 今自分の使っている装置にどんなランプが使われていて、それがどういう特徴を持っているのかを知っておいて欲しかったからです。 「原理を理解して装置を見切って使う」、HPLCの性能を引き出すのに不可欠でしょう。

応用例を話します。日本分光にDAB-Labelプレカラム誘導体化アミノ酸分析システムがあります。アミノ酸をダブシル化して検出する方法で、既に論文で報告されています。論文では436nmで検出していました。
436nm、どこかで見た数字ですね。ダブシルアミノ酸の移動相中での極大吸収は460-470nm にありました。検出器のランプがWランプの時、436nmに比べ465nmでは約1.2倍のピーク強度が得られました。検出限界で比べると1.5倍程度高感度でした。Wランプでは436nmより465nm の方が明るいからです。

ところが、D2ランプを使ったときは436nmの方が検出限界が高いという結果が得られました。吸収極大波長で検出することによるピーク高の増加より暗くなることでノイズの増加が大きくなるからです。ちなみに、465nmでのREF電圧で、WランプはD2ランプの10倍くらい強くなります。

■参考
UV-4570紫外可視吸光度検出器(動画)

HPLCの基礎(4)各種検出器の特徴

2012年8月9日木曜日

今が旬です!<冬瓜> /社員食堂の栄養士さんから(21)

冬に瓜と書きますが、夏の今が旬です。

まるごと冷暗所に置けば冬まで保存が出来ることに由来しています。煮ると透き通ったひすい色で、トロッとした食感は夏バテ気味でも食欲をそそりますね。

栄養的には約96%が水分で低カロリーですが、カリウムやビタミンCを含むので利尿作用や免疫力向上の効果が期待できます。

2012年8月2日木曜日

今が旬です!<うなぎ> /社員食堂の栄養士さんから(21)

土用の丑の日の主役、うなぎ。

今年の土用の丑の日は7月27日でもう過ぎてしまいましたが、うなぎをこれから食べようという人もいると思います。

うなぎは、ビタミン、たんぱく質、脂質、鉄分、カルシウムなどを豊富に含みます。特にビタミンAは蒲焼き1人分で1日必要量の3倍以上も摂取出来ます。

土用の丑の日にうなぎを食べる習慣は、夏バテ予防の生活の知恵からとも言われているほど。

しかし、いくら栄養満点とは言ってもそれだけではビタミンCや食物繊維が不足しがちなので、他の食材で補うようにしましょう。

また肥満やコレステロールが気になる人は食べすぎに注意が必要です。

2012年8月1日水曜日

HPLC分析のコツ(14) UV/VIS検出器のお話-その2

今回はUV検出器の便利な機能についてです。ランプの交換時期や、フローセルの汚れ具合が分かるのでとっても重宝しています。それ以外にも、検出器の調子が悪いときは真っ先にこれを見ます。今はPC等のソフトウェア上で分かるかもしれませんが、中身を知っておいても損はないかと思います。

UV検出器には、光源ランプの明るさと、フローセルを透過した後の光の強さを見る機能があります。じゃ、ちょっと説明します。上の段はフローセルを通過した後の光の強さを、下の段は光源ランプ の明るさをそれぞれ示しています。どちらも、電圧が高いほど明るい(光が強い)事を示しています。 光が強いほうが検出器の調子はいいです。ランプが劣化するにつれてREF電圧、SAM電圧共に下がります。検出波長を変えても、REF、SAM電圧 ともに変化します。でも、移動相に吸収のない波長範囲では、REF電圧とSAM電圧の比はほぼ一定です。理由 は後で説明しますが、ここでは、

「REF電圧は絶対値何Vが大切で、SAM電圧は絶対値よりREF電圧との比が大切」

だと覚えてください。

REF電圧とSAM電圧

では、利用の仕方を説明します。REF電圧は、ランプの状態(フローセル通過前の光の強さ)を表します。 同じ波長で使っている場合、この電圧を定期的に記録しておけばランプの劣化具合が分かります。 「REF電圧が0.5Vになったからそろそろランプを変えなきゃいけないな」なんて事も判断できるかも知れませんね。

次はREF電圧とSAM電圧の比の使い方です(SAM電圧自体はフローセル通過後の光の強さを表します)。これを利用してフローセルや移動相の状態を判断します。 一つは、フローセルのセル窓の汚れです。もう一つは、移動相の吸収です。SAM電圧はランプの劣化つまりREF電圧が変わるとそれに伴って動きます。 それで、絶対値ではなくREF電圧との比で見るわけです。同じ波長、同じ移動相条件で分析しているときに、REF電圧とSAM電圧の比が小さくなってきたら、 もしくはREF電圧は変わってないのにSAM電圧が下がってきたら、フローセル窓の洗浄が必要です。 突然、SAM電圧だけが下がったら、特に移動相を作り替えた時そうなったら、移動相の汚れ、もしく は移動相組成を間違えた可能性があります。

こんな風に、電圧のチェックはとても便利な機能です。私はUV検出器を使っているとき、1日に1回はこの値をチェックします。なにか検出器関係のトラブルが起きたときも一番先にこの数字を見て原因を探します。皆さんも、毎日分析を始める前にこの値を見るのを習慣にしてはいかがですか。検出器をいつもベストな状態に維持するために。

■参考
UV-4570紫外可視吸光度検出器(動画)
HPLCの基礎(4)各種検出器の特徴