2013年6月11日火曜日

光のふしぎ(17) ホタルのひかり

最近ではずいぶん少なくなってしまいましたが、
東京でも、青梅から奥多摩のあたりでは見られるようですね。

今回は夏の夜の風物詩、ホタルのひかりについて取り上げます。

ホタルが発光するのは、オスとメスがプロポーズするためです。
では、ホタルはどのようにして発光しているのでしょうか?

ホタルの発光機構に関しては研究が進んでいて、発光基質であるルシフェリンがルシフェラーゼの触媒作用によってATP(アデノシン三リン酸)と反応し、生じた中間体がさらに反応をすすめ、発光体であるオキシルシフェリンを生成します。オキシルシフェリンはエネルギーの高い不安定な状態にあり、分解して基底状態へと変化し、光を放出します。

ホタルの発光効率は、蛍光灯の2倍以上高いといわれています。蛍光灯に比べ、熱として放出されるエネルギーが少ないためだそうです。熱に逃げない分、より明るく光ることができます。

愛の力は偉大ですね!