今回は減塩に関連してナトリウムの悪影響を減らすカリウムに注目してみたいと思います。
カリウムは体の細胞の体液を正常な状態に保つ働きがあります。余分なナトリウムがあればその排泄を促すなど、過剰なナトリウムの血圧を上げる作用に対して血圧を下げるように働きます。
カリウムには、心臓など筋肉の収縮や神経伝達を支える働きもあります。そのため、カリウムが不足するとナトリウムの影響が強くなって血圧が上がりやすくなったり、筋力低下や自律神経の乱れ、不整脈などを起こしやすくなります。
逆にカリウムを過剰に摂取しても、高カリウム血症となり、悪影響を及ぼします。
カリウムを上手に利用したいものですね。食品のカリウムの含有量については、次回紹介します。