2013年5月2日木曜日

光のふしぎ(14) 遮熱フィルム

最近では、冬でも夏でも「節電、節電」と言われることが多くなりました。

ちょっと先の話になりますが、
夏には省エネグッズとして、ネッククーラーや扇風機、涼しくなるシーツが販売されます。
そのなかで、今回は、窓に張る「遮熱フィルム」を取り上げます。

太陽の光が暖かく感じるのは、主に赤外線によるものです。
こたつや電気ストーブにも使われているのでイメージがしやすいですね。
(もう少し詳しく説明すると、身の周りの物質は赤外線を吸収しやすく、
赤外線が物質に照射されると、物質を構成する分子が振動、摩擦熱を生じることで暖かくなります。)

この赤外線を選択的にカット(反射、吸収)し、透過率を下げることで太陽からの熱を遮断しています。

また、似たような効果があるものとして、断熱シートやペアガラスといったものがあります。遮熱フィルムとは仕組みが全く異なり、間にできる空気の層が、熱を伝えにくく(熱伝導率が低く)して、外の温度を伝えにくくしています。