2012年4月25日水曜日

今が旬です!<ワカメ> /社員食堂の栄養士さんから(8)


海の野菜と言われるワカメ。11月頃に発芽して6月頃に成熟しますが、若いほど味がよいのでちょうど今頃のものがおいしいとされています。


栄養的には食物繊維やアルギン酸、フコダインを多く含み、血中コレステロールを下げたり血液をサラサラにして動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞を予防する効果が期待できます。

その他カルシウムやカリウム、ヨウ素なども含む上にノンカロリー

美容と健康のためにたくさん食べたい食品ですね。

2012年4月18日水曜日

今が旬です!<新玉ねぎ> /社員食堂の栄養士さんから(7)

1年中出回っている玉ねぎ。通常の玉ねぎは収穫後1ヶ月間貯蔵して乾燥させますが、春には掘り起こしてすぐのみずみずしい新玉ねぎが出回ります。 新玉ねぎはやわらかくて水分が多く、辛味が少ないのでサラダのように生食しても美味しいです。


栄養的には疲労・食欲不振などに効果のあるビタミンB1の吸収を助け、新陳代謝をよくする硫化アリルという成分を生じます。

そのためビタミンB1を多く含む豚肉やハムなどと一緒に摂取するとよりアリシンの効果が期待できますよ。

アリシンパワーで春の疲れを取り除きましょう!

2012年4月12日木曜日

HPLC分析のコツ(7) 試料溶媒と移動相溶媒のお話

HPLCでは、

「試料を溶かす溶媒の溶出力は、移動相より弱いほうが良い。」

という掟があります。逆相クロマトグラフィーを例にとって説明します。50%メタノールが移動相のとき、試料を溶かすのはメタノール濃度50%以下が良いということです。100%メタノールに溶かした場合は、クロマトグラムへ影響を与える場合があります。

「メタノールに溶かして注入しているけど、大丈夫だよ。」
と思っている方も多いと思います。注入量が少量(経験的には、4.6×150mmのカラムに10μL程度)ならば、掟を守らなくても分離に対しての影響は、受けにくくなります。これは、少量の試料液が、まわりの移動相に薄められるからだと考えられます。
しかし、条件によっても異なりますが、一般的には、注入量が多くなるほど、溶出が早い成分ほど、小さな内径のカラムを使用している条件ほど、以下のような症状があらわれやすくなります。

①ピークがブロードになる。
②ピークが割れる。
③保持が弱くなる。
④分離が悪くなる。


こういった現象に出会うのは、試料溶解溶媒の掟を破っていることが、原因となっている場合があります。移動相に対しての試料溶解溶媒の溶出力に関する項目として以下の4つに注意してください。(カッコ内は注意を要する分離モードを示す。)

ⅰ)極性(順相、逆相)
ⅱ)pH(逆相、イオン交換、イオンペアー法)
ⅲ)塩濃度(イオン交換、逆相)
ⅳ)イオンペアー試薬(イオンペアー法)

ⅳ)について説明します。試料はイオンペアー試薬とイオン対を形成した状態で注入されることが望ましく、特に大量に注入する場合、これらが守られていないとピーク形状が悪くなったり、保持が弱くなったりする場合があります。イオン対の形成は、pHにも影響されますので、溶解溶媒のpHにも注意が必要です。
①~④のトラブルでお困りでしたら、試料溶解溶媒を調べてください。案外簡単に解決できるかもしれません。

2012年4月11日水曜日

Analytica2012

日本分光は、2012年4月17日から20日までドイツのミュンヘンで開催されるAnalytica2012に出展いたします。

Hall: A2,Booth121/220
DATE: Tuesday, April 17, 2012



2012年4月10日火曜日

今が旬です!<春キャベツ> /社員食堂の栄養士さんから(6)


1年中出回っているキャベツですが、3月~4月にかけて出回る春キャベツは葉の巻きがゆるくてやわらかいのが特徴です。

栄養的には疲労回復に役立つビタミンC胃腸障害の予防にいいとされるビタミンUなどを多く含み、またカルシウムも吸収されやすい形で含まれています。

やわらかい春キャベツは生で食べるのが一番ですが、加熱するとカサが減って沢山食べられるのでおすすめですよ。

2012年4月3日火曜日

今が旬です!<マッシュルーム> /社員食堂の栄養士さんから(5)

缶詰として年中出回っていますが、生のマッシュルームは3~6月と11~12月に旬を迎えます。


栄養的にはビタミンB2、ナイアシン、たん白質、カリウム、食物繊維を含んでいます。旨味成分のグルタミン酸も豊富です。

利用法としてはスープやサラダ、炒め物などがありますが、加熱すると旨味が出るのでシチューのような煮込み料理が特にオススメです。生のマッシュルームを購入する時には、傷がなく身が固くしまったものを選ぶようにしましょう。