2013年1月23日水曜日

光のふしぎ(7) 近視とその矯正

今回は、近視について取り上げます。

近視は近くのものは見えるが、遠くのものがぼやけるといった症状で、
遠くの光に対して像が網膜よりも手前で結んでしまうものです。
(人間は網膜で、光の信号を受け取ります。)

原因として、
TVやパソコンなど近くのものを長時間見続けたため、
「しぼりの機能を果たす毛様体が緊張し、水晶体が厚い状態から薄い状態へ戻らなくなる」
「眼軸長が長くなってしまう」
といったことがいわれています。

この状態を矯正するために、
光を広げ焦点を合わせる眼鏡やコンタクトレンズが使われてきました。
凹レンズが、焦点の位置を網膜に合わせるのです。

また、最近ではレーシックという矯正方法が行われています。

レーシックは、角膜を削り、形を変えることで屈折率を調整し、網膜に焦点を合わせる技術です。
削った角膜が矯正の役割を果たします。