前回は1日に必要な水分補給量が800 ml~1300 ml+αであるというお話をしました。
今回は水分のとり方のついて説明します。
喉が渇くと一気に飲みたくなりますが、まとめて飲んでしまうと過剰な水分が胃に負担をかけます。すると、胃液が薄まり、消化不良の原因となります。その結果、余計バテるという悪循環になってしまいます。
1回200 ml(コップ1杯)程度の水を、3食の食事時+朝目覚めた時・入浴前後・寝る前などに摂取するようにする良いでしょう。
もちろん、運動の前後や途中でもこまめに水分を摂るようにしましょう。
ただし、水分を摂取し過ぎると腎臓に負担がかかり、体内の老廃物を処理しきれない状態となります。その結果、むくみ・疲れやすいといった症状を起こすので、適時適量に補給するようにしましょう。
2013年8月28日水曜日
2013年8月23日金曜日
ちょっとひと工夫<水分補給②> /社員食堂の栄養士さんから(59)
今回はどれ位の量の水分を摂取したらいいのか?について説明したいと思います。
1日に人間の体内から排泄される水分は、尿から1000~1500ml、便から900ml、呼気などの生理的に失われるものが100mlの合計2000ml~2500mlと言われています。さらに夏場や運動などで多量の発汗があればその分が加わります。
食事からの摂取分が約1000ml、体内での代謝水が約200mlとすると、飲料水として摂取したいのは1日800ml~1300ml+α(発汗量分)ということになります。
ただし、腎機能や心機能に異常がある人は水分制限が必要な場合もあるので、医師の診断に従ってくださいね。
1日に人間の体内から排泄される水分は、尿から1000~1500ml、便から900ml、呼気などの生理的に失われるものが100mlの合計2000ml~2500mlと言われています。さらに夏場や運動などで多量の発汗があればその分が加わります。
食事からの摂取分が約1000ml、体内での代謝水が約200mlとすると、飲料水として摂取したいのは1日800ml~1300ml+α(発汗量分)ということになります。
ただし、腎機能や心機能に異常がある人は水分制限が必要な場合もあるので、医師の診断に従ってくださいね。
2013年8月21日水曜日
光のふしぎ(21)日焼け止め その2
今回は、分光光度計によるSPF測定について記します。
SPF測定には専用のSPFセルを使います。20μm厚で試料を塗布できるようになっており、これに測定光を照射し、拡散透過した光を測定することで、SPF相当値を算出します。
SPF・PA値は専用の計算プログラムで算出します。細かい計算に関しては、ここでは言及しませんが、試料の日焼け止めクリームがどれだけ紫外線透過を防いだかを測定しています。図にSPF・PA値の異なる日焼け止めクリームの透過率測定の例を示します。値が高いものほど、紫外線透過を防いでいることが分かります。
【参考】
SPF/PA値評価システムによる日焼け防止化粧品の評価
UHPLCによる日焼け止め中の紫外線吸収剤分析
分光光度計を用いたサンスクリーン剤のSPF/PA値の評価
SPF測定には専用のSPFセルを使います。20μm厚で試料を塗布できるようになっており、これに測定光を照射し、拡散透過した光を測定することで、SPF相当値を算出します。
図 SPF測定用のセル(これを分光光度計で測る) |
SPF・PA値は専用の計算プログラムで算出します。細かい計算に関しては、ここでは言及しませんが、試料の日焼け止めクリームがどれだけ紫外線透過を防いだかを測定しています。図にSPF・PA値の異なる日焼け止めクリームの透過率測定の例を示します。値が高いものほど、紫外線透過を防いでいることが分かります。
図 日焼け止めクリームの拡散透過率 |
SPF/PA値評価システムによる日焼け防止化粧品の評価
UHPLCによる日焼け止め中の紫外線吸収剤分析
分光光度計を用いたサンスクリーン剤のSPF/PA値の評価
2013年8月7日水曜日
ちょっとひと工夫<水分補給①> /社員食堂の栄養士さんから(58)
今年も、まだまだ暑い日が続きます。
今回から身体の約60%を占める水分の補給についてお話していきたいと思います。
水分の体内での主な働きは、栄養分の運搬と体温調節です。外気温が高くなったり、運動で大量の熱エネルギーが発生した時は、発汗することで熱を放出して体温を下げて体温が一定に保つように調節されます。
体内水分の2~3%を失うと運動機能の低下が、5%を超えると疲労感がひどくなり、7%で幻覚症状を、10%失うと熱射病として命にかかわる状態に陥るといわれています。
特に夏場は水分補給を意識したいものですね。
今回から身体の約60%を占める水分の補給についてお話していきたいと思います。
水分の体内での主な働きは、栄養分の運搬と体温調節です。外気温が高くなったり、運動で大量の熱エネルギーが発生した時は、発汗することで熱を放出して体温を下げて体温が一定に保つように調節されます。
体内水分の2~3%を失うと運動機能の低下が、5%を超えると疲労感がひどくなり、7%で幻覚症状を、10%失うと熱射病として命にかかわる状態に陥るといわれています。
特に夏場は水分補給を意識したいものですね。
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