図 サンプルビンのシールの添加剤が混入 |
例えば、試料溶解溶媒にn-ヘキサンや酢酸エチルなどの有機溶媒を使用し、一つのサンプルビンから複数回、注入、測定を行うときは注意が必要です。
シリコン樹脂などが使用されているフタを使用した場合、これらの溶媒では、一回目の測定後にニードルの外壁に付着した溶媒がシールのシリコン樹脂に付着、溶解し、2回目の測定時に試料溶液に溶け込み、ゴーストピークとなることがあります。
このような場合、テフロン系樹脂のフタを使用することで、ゴーストピークの出現を防ぐことができます。